肝臓水解物について

前の記事で書いた「京屋本店」で飲みすぎたので、家にあったペパリーゼを飲みました。

酒飲みに人気のこちらの錠剤(分類的にはサプリになるのかな?)、主成分は肝臓水解物と言うやつで、何やら飲みすぎた肝臓に良さそうですよね。

 

肝臓水解物に関する公式サイトの記載はこちら、

特徴

肝臓水解物は、天然の良質なレバーに消化酵素を加えて加水分解し、効率よく栄養を取り入れるために、アミノ酸やペプチドの形にしたもの。人の胃腸の代わりにあらかじめ細かく分解してあるので、消化吸収しやすくなっています。

ふむふむ、レバーを加水分解して消化吸収しやすくしたと。

作用

肝臓は過酷な仕事をしているため、猛スピードで生まれ変わっています。 そのために必要なのがアミノ酸。肝臓水解物には必須アミノ酸をはじめとする合計18種類ものアミノ酸のほか、細胞が作られるときに必要な「核酸前駆物質」が含まれているため、細胞の生まれ変わりを効率よくサポートできます。

これはレバーの栄養価を言ってるのであって、別に肝臓水解物にしたからこれら栄養価が生まれたわけではないですよね?

あ、タンパク質をアミノ酸にあらかじめ分解してる所がペパリーゼの手柄か。「消化吸収しやすくなっています」はこの事を言っているのか。

でもね、人間の消化器官を使えばなんの問題もなくタンパク質をアミノ酸に分解できると思いますよ。

 

さてここで疑問に思うのは、「これ、レバー何g分の栄養価が凝縮されてるの?」と言う事。

ビタミンCとかだったら誇らしげに言うじゃないですか、「レモン◯◯個分のビタミンCが含まれています」って。

ペパリーゼってそう言う記載が一切無いの。

記載が無いと言う事は、誇れる物ではないんだろうなと思っちゃいますよね?

んで、調べてみたんですけど、情報が少ない。

 

この記事は参考になりました。

効かない医薬品&栄養ドリンク、ゼリア新薬「ヘパリーゼ」の正体――700本飲まないと効かない:MyNewsJapan

そもそも、レバーから分解されたアミノ酸が吸収されたとして、それが肝臓に作用する根拠がない、と。

そりゃそうですよね、アミノ酸に分解されてしまえば、それが元々なんの食品だったかなんてもはや関係無いですよね。

でもね、私が知りたいのはペパリーゼはレバー何g分の栄養価が凝縮されてるのかって事。その答えはこの記事には無かったです。

 

ちなみに、1日量に含まれる肝臓水解物は600mgとの事。

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で、本当に情報が無くて苦労しました。業界を挙げて隠蔽してるんじゃ無いかと思うぐらいどこにも書いてない。

何とか見つけたのがILS株式会社のレバーHiと言う「肝臓エキス」の説明書き。

ILS株式会社の豚肝臓酵素分解物|レバーHi【健康食品原料検索サイトバルバル(BALBAL)】

名称が違っていますが、

「レバーHi」は、豚肝臓を酵素分解し、特有な臭気を除去した水溶性ペプチド粉末です。

とありますので、肝臓水解物と同じものだと思われます。

4.本品1gは生レバー5gに相当します。

なるほどレバーが5倍に濃縮された物と言う事ですね。

 

って、おい!

肝臓水解物600mgって、レバーたった3.5g分じゃねーか!!!

 

これ本当かなあ?にわかに信じられないぐらいしょぼいんだけど(−_−;)

 

もちろん言い訳しとくと、ペパリーゼがこれと同じ濃縮率かどうかはわかりませんので間違っているかもしれません。

でもね、公開してないんだもん、周辺情報から類推するしか無いじゃん。

 

3.5gって、京屋本店で食べたレバーの唐揚げの1/20ぐらい?

意味ねー、そんなん絶対意味ないよ。

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その上、上の記事にあった様に、肝臓のタンパク質が分解されたアミノ酸が肝臓に作用すると言う理屈が無い。

 

ペパリーゼっていくらだっけ?

Amazonでは1番割安と思われる180錠(30日分)3,206円でした。

1日量に直すと106.7円。レバー3.5g分が106.7円。

レバー105g分が3,206円とも言えますかね。

いや、普通にレバー食った方が良いでしょ。。

 

ここまでの調査で、これは二度と買わないと誓ったのでした。

 

ではまた。